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【東京校】「プロの技術は何が違う?」をテーマにしたイラスト、CGのクオリティアップセミナー!

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2017.03.18

スクールライフ

こんにちは。バンタンゲームアカデミーです(^0^)

今回は『パソコン工房 Creator's Clinic ~第一回 ニリツ氏×朝倉 涼氏 2Dイラスト・3DCGクオリティブアップセミナー』をレポートします!

今回のゲストは、おふたり!

まずは……

「私のことを美少女だと思っている方もいるかもしれませんが、

ヒゲ面のおじさんです。許してくださいね」と、明るく切り出したイラストレーター

ニリツさん。

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ライトノベルの挿絵、CDジャケットなどを手がけています。

 

そしてもうお一方は、

フォトリアルCGに定評のあるCGディレクターの“朝倉 涼”さん!

はじめはニリツさんのセッションからスタート。朝倉さんが進行役でお話いただきました。

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ニリツさん「8年、フリーで活動してきました。イラストを描いていると、自分の描き方は正しいのか?この描き方でプロになれるのか?と、不安になりますよね。今回は、ひとつのガイドラインとして『商業作家の描き方』を見てみましょう。基本的に、皆さんとやっていることは一緒です」

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使うソフトは「CLIP STUDIO」。

まず、最初にネームを書きます。その後、下書きをして、ペン入れ。

レイヤーを消したら、色を塗り、仕上げの作業に入ります。

ニリツさん「まず、どんな絵を描くかを頭の中で想像しています。何を描きたいか決めておかないと、よく分からない絵になります。文章でポイントを書き出してもいいですよ。ライティングも最初からイメージします」

 

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手を動かしながら、受講生からの質問に答えていきます。

 

———————— 影響を受けた作家さんは?

ニリツさん「いちばん最初は、村田蓮爾先生、いとうのいぢ先生、田島昭宇先生ですね」

話しつつ、フットペダルを踏むニリツさん。

「キャンパスの拡大縮小はフットペダルを使います。カーソルを持っていくのがもったいない。基本的に、どれだけ行動を節約できるかが大切。時間との勝負です」

でも……ここで、まさかのソフトがおちました!!

朝倉さん「こういうとき、どうするんですか?」

「ベランダにタバコを吸いにいきます」と、苦笑い。

気を取り直して、再び質疑応答。

 

———————— CLIP STUDIOを使う理由は?

ニリツさん「ケースバイケースです。ペン入れまでCLIP STUDIOで、その後はSAI、仕上げはPhotoshopを使うこともあります」

 

———————— イラストレーターになった経緯を教えてください。

ニリツさん「もともとPCゲームメーカーに務めて音響エンジニアとして働いていました。同人活動をしてみたくなり、会社にいるグラフィッカーさんや原画家さんの絵を見て学んでいました。お給料も安かったし、ストレスで気絶したのをキッカケに会社を辞めて、生活費と家賃をコミケで稼ごうとしたのが始まりでした。最初の動機は生きるためです」

ネームの次は下書き。

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ニリツさん「素体を描いてから、その上に服を着せます。なぜかというと、シワのより方は体に依存するんです」

そして、いよいよペン入れに!!

ニリツさん「いちばん疲れるのはペン入れの作業ですね。線の太さは、7ピクセルです」

そして、塗り作業。

 

———————— クォリティーはどうしたら上がりますか?

ニリツさん「怠けないことが大事。例えば、描きたいポーズと同じポーズを友だちにしてもらって、写真を取ってトレースする。いちばん正確じゃないですか?頭の中のイメージだけで描くのはサボりの部分が多い。手間を惜しむとクォリティーが落ちます」

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———————— 気分のメリハリはどうつけていますか?

ニリツさん「事務所を借りて、朝6時半から仕事をしています。それまでは夜型でしたが体にも心にも悪いし、ずっと仕事のリズムを変えたかったんです。オススメは朝型」

 

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そして、ここからは朝倉涼さんによる「実案件から考える3DCG映像制作ケーススタディー」講演会。

デモリールでは、これまでに手がけた大企業の映像やフォトリアルCGが紹介されました。

朝倉さん「写実的なCGを得意としています。いちからモデリングしているわけではなく、キャドデータという設計図をもとに作っているんですよ」

実例をまじえて、制作のプロセスを大公開。

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朝倉さん「クライアントの要望は、シンセサイザーのアルミニウムの質感を出したいというものでした。シンセサイザーの表面にはアルマイト加工というコーティングが施されています。そのコーティングを再現しないといけない。なので、質感を調べて表面のあらさを調整しました。何が言いたいかというと、フォトリアルCGは、そもそも『この物質が何か』を調べることが大事。光の当たりかた、形、質感を大事にしてください」

レンダリングしながら、進めていきます。

朝倉さん「カメラの知識ってCGに直結しています。フォトリアルにするための知識は、基本カメラの知識でもあります」

 

———————— 朝倉さんが使用されている「CINEMA 4D」を選んだ理由は?

朝倉さん「当時安かったし、誰も使っていなかったから。あと学校の先生が使っていて『これからくるから使っておけ』と言われたのも大きいですね」

 

それぞれの制作に関するパートがひと区切りついたところで、

このあとは、ニリツさん×朝倉涼さんによるクロストークです。

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———————— どうやって自分を売り込みましたか?

ニリツさん「知名度と認知度が必要だと思って、ブログを更新したり、有名な絵描きさんの絵を描いてリツイートしてもらったりしました。とにかく描いた絵を無駄にしないようにしていました。絵はあくまでも自分の武器のひとつなので、いかにきちんと見てもらうかに重きをおいていましたね」

———————— プロとして継続的に仕事をするコツはありますか。

ニリツさん「われわれは、商業用美術のクリエイターです。ご飯を食べる環境を自分で作れるかどうかが大事です。そこを軽んじるとプロになれないと思います。営業力や人あたりも大事。人あたりが悪いと仕事はこなくなります」

朝倉さん「なるほど。CGにおいては、トレンドがあるのでそれを疎かにしたら終わりですね。世の中の流行を無視しないこと」

ニリツさん「ミーハーな消費者を対象にしているからね」

朝倉さん「その通りです」

 

———————— おふたりのこれからの目標は?

ニリツ「僕の目的は、長く続けていくこと。継続収入を探すような工夫をしています。例えば、収入の版権的なものがあるところにコンタクトを取ったり、こうして人に教えることもあります。20年後、30年後も、ものを作っていく人間として生き残れたらばんばんざいですね」

朝倉さん「僕は、来年からフリーランスになります。40歳、50歳になっても、なんだかんだ文句を言いながらも作っていると思う。1000年後の美術の教科書に載っていたらいいなぁ。黎明期のひとりとして。僕は、死んだときに評価されたいですね」

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こうしておふたりのリアルな制作プロセスと

プロとしての仕事観をうかがうことができました。

ニリツさん、朝倉さん、お忙しい中ありがとうございました!

 

 

【Profile】

ニリツ氏 :鮮やかな色遣いや艶のある線によって織りなされる、ポップでセクシーなイラストレーションが魅力的なイラストレーター。近年はフィギュアのキャラクターデザインなども手がけている。

朝倉涼氏:3DCGアーティスト。多摩美術大学 美術学部情報デザイン学科 情報芸術コース卒業。個人制作名義「Seventhgraphics」として3DCGによるグラフィック・映像を中心に規模の大小を問わず商業・同人・イベント・その他幅広く活動、制作中。

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