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2015.11.27.FRI
【Vol.3】声優の専門学校 卒業後の進路はどうなるの?
専門学校を卒業してから養成所—プロダクション所属声優になるまで
プロの声優を目指す人にとって、専門学校卒業後の進路も気になるポイントですね。
ここで、プロの声優になるまでの道のり、専門学校を卒業した後はどうなるのか一般的な例を見ていきましょう。
<①専門学校卒業 → 試験・オーディションを受けてプロダクション、養成所へ>
専門学校を卒業したあとはプロの声優になるためにプロダクション、またはプロダクション付属の養成所へ行く人、
声優とは違う舞台役者などの道へ行く人、全く違う道に進む人と、それぞれの進路にわかれます。
声優を目指してプロダクションやプロダクション所属の養成所へ進む人は、専門学校在学中または卒業時に、オーディションや筆記試験などを受けて所属先を探します。
試験に合格すれば、プロダクションまたは養成所に行くことになります。
ただプロダクションの試験に合格しても、すぐに所属声優といった扱いにはならず、まずはプロダクションが運営している養成所に通うことになるのが一般的です。
<②プロダクション養成所 → 卒業オーディション>
プロダクションが運営する養成所ではプロの声優になるために、実践的なレッスンをうけます。
週に1〜3日、養成所によって異なりますが専門学校時よりレッスン数が少ないため、より自分を高めるための努力や自主性が求められます。
特に優秀な人は所属中にデビューのチャンスが与えられることもあります。養成所でのカリキュラムが終わると、事務所に残ってプロとして続けていけるかどうか、卒業オーディションで判断されます。
合格率は決して高いとはいえない狭き門です。
<③プロダクション仮所属 → オーディションを受ける日々>
卒業オーディションに合格しても、プロの声優として即プロダクション本所属とはならないのが一般的です。
一定期間見習いというかたちで、仮所属になるケース、あるいは養成所のさらに上級クラスで学び続けるケースなどがあります。
その傍ら、事務所スタッフの推薦を受けて、いろんな作品のオーディションを受ける日々が続きます。ひとつの役をめぐって、ライバルたちと争います。
<④デビュー → プロダクション本所属>
オーディションに合格すれば晴れて声優デビューという1つめのゴールに到達します。
もちろん、この順序はあくまで一般的な例ですので、専門学校や養成所所属中にデビューできる人もいますし、いったん舞台役者の道へ進んでから声優デビューする人もいます。
まさに実力主義の世界だからこそ、“デビューのし方”にもいろんなパターンがあります。
いずれにしても、いくつかの作品に出演するうちに「プロとしてやっていける」とプロダクションから認められれば、はじめてプロダクション本所属となり、ようやくプロの声優といえるポジションに到達します。
もちろん、プロだからといって自動的に仕事を与えられるわけではありません。声優の世界ではベテランも新人もみな同じスタートラインに立ち、オーディションを受けて、役を勝ち取っていかなくてはいけません。
プロになってからも演技で多くの人に感動を与え続けることができるよう経験を積んでいきます。
デビューしたからといって安泰ではない!?何をもってプロ声優と呼ぶか。
先ほども述べたようにプロの声優として仕事をするには、プロダクションから「プロとしてやっていける」と認められなければいけません。
一度だけ何かの作品に出演した、デビューしたからといって必ずしもプロとはいえないのです。ちょっと大げさかもしれないですが今後一生の仕事として続けていけるか、
という部分が一番問われる部分です。声優としての実力だけではなく、社会人として責任を持って仕事ができるか、ということも大切です。
また一般的にプロといえば、そのこと(仕事)でお金をもらっている人、というイメージがありますが、声優業界では必ずしもそれに当てはまりません。
業界全体の風潮ではありますが、アニメ声優の場合、アニメ1本の出演報酬(ギャランティ)は決して高くはないのが現状です。
アニメだけに限らず、ナレーションや吹き替えなど、他の仕事も含めて、月に何本もの仕事を並行してこなさなければ、それだけで生活していくのは厳しいと言えるでしょう。
声優事務所に所属しながらも他のアルバイトをしている方もいるくらいです。
声優業界もいわば芸能の世界です。“俳優”とか“お笑い芸人”と同じです。自分の出演する作品がヒットすれば必然的に自分の実力や名前を、多くの人に知ってもらえるチャンスがあります。
そのことで次の仕事に繋がりやすくなる、ということは十分にあるでしょう。ただそれも地道にひとつひとつの仕事を丁寧にこなし、たくさんの作品に出て実力をつけていくことで得られるチャンスです。
声優の世界では、何をもってプロとするか明確な基準がないので、わかりにくいところもありますが、プロダクションに所属して、プロとして自覚を持って仕事に向き合うことができればプロ声優と言っても問題ないでしょう。
厳しい世界だからこそ、心からアニメ(作品)が好き、演技が好き、声優という仕事が楽しいと思える人はきっと続けていけます。逆に、その気持ちが続かないとやっていけない世界でもありますね。
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声優&ボーカリスト
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