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スクールライフ
2016.08.15.MON
本日は株式会社アッパーグラウンドの上原利之氏をお迎えし、ゲームの企画についての特別講義をお聞きしました!
まず「企画」というのがどんな仕事か、知っていますか?
ゲームを作るには、非常にたくさんの人が関わってきます。
プログラマー、サウンドデザイナー、グラフィックデザイナーなどなど……
そういったそれぞれの制作分野に、なにを、どのように、いつまでに作ってほしいかをまとめ上げ、イメージを具体化し、伝えることがゲームの企画の仕事になります。
企画にも、いくつかの職種があります。
「ゲームデザイナー」はゲームの仕組みを考える仕事です。プレイヤーがどのような動きをするのか、敵はどのように動かしたらいいのか、選択式のゲームならば選択肢はどこにいくつ用意するのか……そういったことを考えていきます。
「レベルデザイナー」はゲームの中身を具体的に考えるお仕事です。たとえばプレイヤーが触れるときにどのような動きをし、そのためにどのような画面が必要なのかを考えます。
また、その上位職として「進行管理」という職種もあります。たとえばそれぞれのセクションで、どれくらいのボリュームならばどれくらいの作業時間が必要かを考えて、全体スケジュールの指示を出していく重要な職種です。
「企画職というのは、いずれの職種であったとしても『人に伝える』ということが最重要です」と上原氏。
「指示を出す」というときにはできるだけ具体的なイメージがなければなりません。
特にゲームの制作には、何十人、何百人もの人が関わってきます。
そうなれば、末端の人々にはどうしてもぼんやりとしたイメージしか伝わりません。
「最初に指示を出す段階で、具体的にどのようなことをしてほしいかを伝えることができるということは、何より大切なことですね」
つまり、企画職に大切なことは具体的なイメージを伝えるということです。
「イメージを伝えるには、まずこの企画は何が面白いのかを説明できなければなりません。
『面白い』とはなんだろう? ということを突き詰め、それをアウトプットして、伝えるということ。
それが企画職にもっとも大切なことです」
上原氏はそうおっしゃっていました。
では、その力はどのように磨けばよいのでしょう?
たとえばプログラマーはソースを書く。グラフィッカーはひたすら絵を描く。
では、企画職は何をするのでしょうか?
それは、「なぜ」を分析することです。
なぜ面白いのか、何が面白いのか、どのように面白いのか、どんなところが面白いのか……
それを、それこそ吐くほど考え続け、説明できるようにすること。
このように「なぜ」を分解していくことが、企画職には大切なトレーニングになるのです。
企画者は知識量が必要ですがプロフェッショナルではありません。ですから、それをどう補うかということが重要です。
そのために大切なのは「インデックスを持つ」ということだと上原氏。
「どこを見ればわかるか? どこにそういう知識が取り出せるか?
『知りたい』と思ったときに『こうやって調べたらわかる』というようにすることが大切ですね。それができれば企画として『お、こいつはできるやつだな』と思われるようになりますね」
企画について学び始めたばかりの学生たちは、今日の授業でどのようなことを学んだのでしょうか?
これから卒業までの間に企画職について学び、様々な経験を積み、一人前の企画職になれるよう精進していきます。
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