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2017.02.24

トピックス

【Vol.18】漫画に絶対必要な背景の描き方


キャラクターデザインと背景の違い
 

「キャラクターデザイン」とは、アニメやゲーム、マンガ、映画などに登場する

人物(キャラクター)の外見、イメージをデザインすることです。

さらに外見だけではなく、どんな性格か、どんな癖があるのかなど

キャラの内面も合わせて作りあげることも含まれます。

作品に命を吹き込む、という意味で読者の興味を惹く、もっといえば

読者に愛されるキャラクターが多ければ多いほど、その作品はヒットする可能性は高くなります。

ストーリーをぐいぐい引っ張ってくれるキャラクターは、物語を魅せるといった部分でも一番重要なポジション。

アニメーターや漫画家になりたい人にとって、キャラクターデザイン力は必須のスキルです。

では今回のテーマである「背景」はどうでしょうか。

 

キャラクターがいない、背景だけの漫画というのは存在しません。

逆にキャラクターだけで、背景のない漫画はどうでしょうか。

意味は通じるかもしれません。

ただそんな漫画が仮にあったとして、その漫画に魅力があるか、

読者を引き寄せる力があるか、といえばありませんよね。

とてもスペースが限定される4コマ漫画でさえ、何かしら背景要素は入っています。

読者は背景があることで、このキャラが今どこにいて、何をしようとしているのかがすぐにわかるようになります。

つまり背景とはキャラが今どのような状況に置かれているのか、

物語がどこまで進行しているのかを、物理的にも心理的にも読者に伝える装置です。

キャラを引き立て、物語の世界を作り上げるのに欠かせない装置でもあります。

 

大きく分けて背景は2種類

 

背景には大きく分けて2種類あります。

 

背景その①:風景を描いたもの
花や木、建物や家、路地やお店、学校などなど、

キャラの置かれた状況やシーンがわかるような、物理的な景色が描かれたものです。

背景その②:効果を描いたもの
登場人物の心理状態や注意喚起、モノのある様子を表現する「効果背景」と呼ばれるものです。

キャラを立たせたいときに目線を集める「集中線」など

人物や物の状況、「効果」を示す漫画独特の背景表現ですね。

①は物語そのもののバッググラウンドや状況を伝えるために絶対に必要ですし、

②は状態や効果をうまく表現しつつ、メリハリをつけることで読者に迫力や緊張感、雰囲気をわかりやすく伝えます。

どちらの背景も漫画には欠かせないもの。描く上ではある程度の正確さ、

狙ったとおりの効果を出せるかどうかといった適格さのスキルが求められます。


背景をうまく描くための練習方法

それぞれをうまく描くための方法を見ていきましょう。

①風景
・写真をトレースして描く
デジカメなどで撮影した建物や風景をプリンターで出力し、トレースして描きます。

2次元に写し取られた写真をトレースするのは、

建物や風景の構造を理解するにも練習するのにもぴったり。

プロの漫画家も普通に使っている手法です。

ここで注意が1つ。写真は自分で撮影したものを使用することが鉄則です。

出版された写真集などを使うのは、著作権侵害となる危険もあります。


・透視図法を使って描く
透視図法は絵を少しかじったことのある人なら誰でも知っている、遠近法を利用した図法ですね。

近くのものほど大きく、遠くのものは小さく描きます。

遠近法で見ると遠くのものはいずれ消失してしまう、

そこを「消失点」と言い、消失点を設置する場所と数で1点透視~3点透視と呼びます。

練習としては写真をトレースした後、透視図法を使い写真とは違うアングルで描いてみるのもおすすめです。

・線の強弱、適度な省略を心がける
近くのものは太く、遠くのものは細く、光があたってぼやけるところは細くといったふうに、

実際に見ているかのような雰囲気に近づけるには線の強弱で背景にメリハリをつけるのが基本です。

さらに写真をトレースした背景を使った場合、要素が多すぎてごちゃごちゃした雰囲気になります。

キャラを立てたい時などは、建物の一部を省略しましょう。

例えば煉瓦などの柄の入った壁の建物を描いたところを、何もない白壁にするといったイメージですね。

②効果背景
・まずは「集中線」「スピード線」の習得から
効果背景はたくさんの種類がありますが、その中でも多用される

「集中線」と「スピード線」は覚えておくと役に立つのでぜひ早めに習得したい技です。

集中線は主に円形で、コマの中で一人の人物(物)を目立たせて、視線をそこに集中させるための線です。

下絵の段階で円の中心をマーキングし、そこに向かって外側からまっすぐ、定規を使って線を描きます。

ポイントは外側を太く、内側は細い線にすること。

筆圧を上げて描きはじめ、徐々に力を抜いて最後はスッと抜くイメージで描きましょう。
「スピード線」は高速で移動する車など、文字通りスピード感を示す線です。

線の強弱や、方向、密度で移動する方向や速さを表現します。

たんに人物の勢いや迫力を増すために使う場合もあります。

効果背景はさまざまなシーンで使うので、プロの漫画家が使っている

背景パターンをいろいろ真似てみるのもいいでしょう。

たくさん描けば描くほど上達します。ぜひ練習してみてください!

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