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2016.12.23.FRI
【Vol.13】漫画家デビューの道のり
漫画家としてデビューするってどういうこと?
一般的にみんなが思い描く漫画家といえば、月刊誌や週刊誌などの漫画雑誌に
漫画を連載、掲載するような漫画家だと思います。
漫画家になる方法として王道とされるのは、漫画雑誌で設けている「新人賞」などの賞レースに応募すること。
新人賞はその名前の通り、出版社が新人漫画家を発掘するために設置した登竜門。
そこで文字通り「新人賞(大賞/最優秀賞)」をもらい、その漫画が漫画雑誌に掲載されると、
それをもって“漫画家デビュー”とされ、プロの漫画家として一歩を踏み出すことになります。
新人賞ではなく、審査員特別賞といった大賞以外の賞をもらったり、最終選考に残ったり、
入選するなどして編集者の目に留まって担当が付くようになることもあり、
そこから漫画雑誌に掲載(=デビュー)ということもあります。
漫画家としてデビューするということは、漫画雑誌などの商業誌に自分の漫画が掲載される、ということです。
漫画家になりたい人は、まずはそれを目標に進んでいくのが正しいと言えるでしょう。
漫画家デビューを目指して、まずは新人賞を目指すのが順当なステップですが、
特に規模の大きな、全国の漫画家希望者が数千人レベルで応募してくるような賞レースの中で
1作品だけの大賞(=新人賞)はそうカンタンに獲れるものでもありません。
ただ、ひと口に新人賞といっても、出版社によって応募条件など内容は異なり、
年に1回や2回だけ開催される賞金規模の大きいものから、毎月作品を募集している比較的小規模のものまで様々です。
しっかりとペン入れやトーン貼りまで完成した漫画でなくても、ネーム(下書き)だけで応募できるものもあります。
仕掛け絵本のような漫画など、既存の漫画の枠にとらわれない新しい仕組みや
アイデアを取り入れた作品を募集している出版社もあり、今後もその多様化の動きは増えていくでしょう。
何でもいいから小さな賞をコツコツ狙っていくのもいいかもしれません。
なにはともあれ面白い漫画を描くことだけに専念!
漫画家デビューを目指すなら、最も重要なことは “面白い漫画を描く”ということですね。
面白い漫画とは?自分が面白いと思ったことがみんなに受け入れられる?
その前に自分が思った通りの世界観を、きちんと表現できる画力がある?・・・etc。
漫画家になりたい!と思った時から、苦悩ははじまります。
なにはともあれとにかくデビュー前は、漫画を描くスキル、クリエイティビティを高めることだけに専念して進むべきです。
そういった部分で、手っ取り早くスキルアップしたい人には、漫画の専門学校でデッサンをはじめ、
基本の画の描き方、企画、ストーリーや構成の作り方などをイチから学ぶのもおすすめです。
独学では気づけなかった視点やアイデアに気づいたり、出来なかったことを学べたりするのが専門学校です。
あとは、漫画家のアシスタントについて働きながら学ぶのもいいですね。
アシスタントの仕事は主に、消しゴムかけやベタ貼り、スクリーントーン貼りなどの
補助的な作業がメインで、背景や人物の描き込みなどを任されることもあります。
ただし全くの素人ではアシスタントにはなれないので、
ある程度の漫画についての基本的な知識や技術を持っていることが前提となります。
デビュー後の漫画家の大変さ
賞を取って漫画家デビューしたあと、漫画雑誌に連載から単行本発売まで
ひとつなぎの華々しい漫画家ライフに繋がるか、といえばそう簡単でもありません。
デビュー後から、漫画家として売れるようになるまでの道のりについては、
こちらの記事でも書きましたので割愛しますが、
その他にプロの漫画家としてやっていくのに意外な苦労もあります。
まず1つ目はネタ(ストーリー)を生み出し続ける苦悩。
これは意外でもなんでもありませんが、やはり漫画家の根幹となる部分です。
売れ続けるためには、継続してネタをつくり続けなくてはいけません。
これは巨匠であろうが新人であろうが関係なく、等しく抱える苦悩です。
もう1つはずっと机に向かって描き続ける作業ができるかどうかの忍耐力。
売れっ子の漫画家ともなると四六時中、下手すれば1週間や1か月ほとんど外出しないで
机にかじりついて作業をすることになることもあります。
腰や腕、眼の疲労など肉体的なものから、プレッシャーからくるストレスなどの
精神的なものまで想像以上に疲れる、キツイ世界です。
うまくリフレッシュする方法を見つけながら、机にむかい続ける生活に耐えられる人だけが生き残れます。
最後は漫画以外の場での苦労です。
売れっ子になると大抵アシスタントを雇わないと仕事をまわしていけなくなります。
アシスタントを雇えば、給料のことや、チームワーク、職場の雰囲気づくりなどにも気を遣います。
さらには編集者を含む関係スタッフ、漫画業界以外でも人づき合いが増えていきますので、
何も話さないで漫画だけ描いていればいい、というわけにもいかなくなります。
イラストレーター
専攻【2年制】
デジタルマンガ
クリエイター
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