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2017.01.27.FRI
【Vol.16】漫画の持ち込みってどうなの?!
「持ち込み」とは。
出版社などが設置する何らかの賞をとってデビューするのが、漫画家になる「王道」といえます。
なので漫画家をめざす人はとにかく賞をとるためにひたすら漫画を描いて、
作品を応募(=投稿)するべきではあるのですが、漫画家になるには、
王道=賞をとるだけ、がすべての手段ではありません。
投稿だけではなく「持ち込み」といった形で、編集部に直接作品を持ち込み、
編集者に作品を見てもらい、気に入ってもらえれば、その編集者があなたの担当となり、
そこから数年のうちにデビューするチャンスもなくはありません。
現に、それで漫画家デビューを果たしたプロもいます。
つまり「持ち込み」とは、一般的に自分の作品を、どこかの出版社の編集部に持ち込み、
編集者に評価してもらうこと、を言います。
編集者はプロとして売れる可能性のある、見込みのある新人を探しているので、
その分厳しい評価の目を持っています。
ですので、気に入ってもらえるとは限らず、むしろダメ出しをされることのほうが多いでしょう。
また、もし編集者に気に入られたからといっても、すぐにデビューできるわけではありません。
そこから一般的には2~3年かけて、プロとしてやっていけるだけのレベルに達するまで、
編集者の元でひたすらプロットを練り、漫画を描き続ける修行の日々です。
もちろん何年か編集者の元で努力したけど、うまくいかずデビューできないまま終わることもあります。
持ち込みですぐにデビューできるだけのスキルがあるならば、持ち込む前に何らかの賞を受賞しているはずですので、
「持ち込み」というのは、新人賞などの賞をとるレベルはない、とれるかどうかわからない、
そもそも見込みがあるのかもわからない、そういったレベルの人が持ち込みをするのが一般的です。
基本的にはほとんどの新人に当てはまるのですが。
「持ち込み」と「投稿」どっちがいいの?
作品を見てもらうために、もっといえば漫画家としてデビューするには、
持ち込みか投稿のうちどちらの手段が有効か、という疑問が浮かんできそうです。
持ち込みのほうが編集者に距離が近くなり、そちらのほうが有効なのでは?
と思いがちですが、実際はどちらにもメリットとデメリットがあり、どちらが有効かといえば、
どちらも同じくらい、というよりデビューできるかできないかの結果に違いはありません。
身も蓋もありませんが、デビューできる人はどっちであろうとできますし、できない人はできません。
デビューに至る過程が違うだけです。それを前提に、それぞれのメリットとデメリットをいくつかあげてみました。
「持ち込み」のメリット/デメリット
<持ち込みのメリット>
・直にプロの意見が聞ける
これが一番大きなメリットです。直に顔を合わせて、現役のプロ編集者に、
自分の作品の良いところ、悪いところを指摘してもらえます。
編集者が見込みあり、と判断した場合は次回作も持ってくるように言われたりと、
そのまま担当が付いたりする可能性もあります。
・複数社で作品を見てもらえる
1つの出版社がダメでも、作品を渡してしまわなければ他の出版社に持ち込むことが可能です。
出版社や編集者によってカラーや評価が違うので、この出版社がダメなから、あの出版社
と渡り歩くことで、もしかすると評価してくれる出版社に出会えるかもしれません。
<持ち込みのデメリット>
・編集者によって差異がある
編集者も人間ですので好みがあります。
直接会ってみてフィーリングが合う合わないもあるでしょう。
ひとりの編集者によって作品がジャッジされるため、評価においては賞のような公平さには欠けるといえます。
・精神的にタフでないときつい
また、相手はプロの編集者です。
作品を見てどんな評価を下されるかわかりませんが、
酷評されたり、否定されたりする場面もあるでしょう。
作品に対する評価を受け止めるために、精神的にタフでないときつい場合も多いです。
・首都圏(または関東近県)に住んでいないとお金がかかる
漫画雑誌などの主要な出版社はほぼ東京にあるので、
遠くの地方に住んでいる人には持ち込みをするのも大変です。
電車や飛行機など、交通費や宿泊費と余分なお金がかかり、頻繁に通うのは難しいでしょう。
「投稿」のメリット/デメリット
<投稿のメリット>
・評価の公平さに信頼がおける
ひとりの編集者に見せる持ち込みとは違って、
複数人、出版社の編集部全体からの評価が下されるので、
個人的なフィーリングや好みに左右されにくい、公平な評価が期待できます。
・精神的な負担があまりない
直に向き合って厳しい否定的な意見をもらうわけではなく、
距離がありますのでダメなら連絡がないだけ、
と精神的にはあまりきつくはありません。
もちろん落選したら落ち込むので、まったくないとは言えませんが。
・住む場所は関係なくどこからでも投稿できる
こちらも持ち込みとは違い、ポストに投函するだけですので
(最近ではWEB上で投稿もあるかもしれません)、
住んでいる場所は関係なく、どこからでも投稿できます。
<投稿のデメリット>
・どこが悪いのかわからない
持ち込みとは違う部分で、一番大きなデメリットと言えそうです。
投稿して、ダメな場合も特に意見がもらえるわけではありません。
ダメならダメで、どこがどんなふうにダメだったのか、
その評価内容がわからないため、何度も同じ失敗を繰り返す可能性があります。
・原稿が返却されない
返信用の封筒を入れておけば、返却してくれる場合もありますが時間がかかります。
この賞にはダメでも、違うものではいけるかも・・・と同じ作品を投稿したくても、
すぐに対応できないのが現実です。
また応募規定に「原稿の返却なし」となっていると、それもありませんので注意が必要です。
いかがですか。欲を言えば、投稿も持ち込みもどちらもできると良いですが
住んでいる環境などで、そう簡単ではない人もいると思います。
地方在住の人は年に1~2度だけ持ち込みのために上京するなど、
メリットとデメリットを理解しつつ、漫画家デビューに向けてプランをたててみてください。
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