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2016.06.24.FRI
【Vol.14】声優になるために、今できること<前編>
声優になるには、専門学校または養成所に通う、ことがおおよそのルートですが、
これを読む方はまだ学生だったり、専門学校や養成所に入ることを検討していたりする方がほとんどだと思います。
まだ学生だから本格的に演技のレッスンを受けられないけど、
声優になるために普段の生活の中で何かできることはないか知りたい!
という方に向けて、以前、こちらの記事でもご説明しましたが、
今回はもう少し具体的に声優になるために“今できること”を前後編に分けてご紹介していきたいと思います。
ただ注意してほしいのは、中途半端に独学で技術的なことを学んだり、
声優のことを理解したつもりになって変なクセをつけてしまうと、
間違っていた場合(※実際に素人の独学は間違っていることが多いです)後で矯正する方が大変ですので、
専門的な技術はきちんと専門学校などで学ぶべきこととして置いておく必要があります。
今回はあくまでも、その前にやっておいた方が良いこと、として読んでください。
以前の記事では、
ことをご説明しました。
重複しますが、やはり学生生活やアルバイトなど何でも、
目の前にある出来事に興味をもってしっかり楽しむことがいちばん大切なことです。
今はそう言われてもピンとこないかもしれないですが、この道を進んで行けばいつかきっと理解できるはずです。
まずは今を意識的に生きること。
その上で、今できることの一つとして、今回は「読解力」にスポットを当ててみたいと思います。
台本を深く理解するための、読解力を身につけよう!
アニメや外国映画のアテレコをはじめ声優の仕事には必ず台本があります。
台本の流れに沿って演技をすることになるため、
台本をきちんと理解することはできて当たり前、基本中の基本です。
時代背景やストーリーの流れを理解しながら、自分が演じる役柄や
他の役との人間関係を理解した上で役作りをするには、読解力が欠かせないと言えるでしょう。
読解力とは、読んで字のごとく「文章などを正しく読み解く力」です。
一見、簡単なように思えますが、自信を持って完璧にできる!
と言える人はなかなか少ないのではないでしょうか。
声優は台本に書かれた文章を正しく理解した上で、さらに想像力を持って役を掘り下げていくことが必要です。
さらにそれを、アウトプット(=表現)しなくてはいけません。
つまり正しく理解できないと、的確な表現もできないというわけです。
読解力と想像力を身につける、読書のススメ
読解力を身につけるにはどうすれば良いか。まずは簡単、とにかく本をたくさん読むことです。
学生は国語の授業などで学ぶ機会がありますが、それだけでは圧倒的に少ないので、
普段の日常生活の中で、積極的に本を読みましょう。
社会人の方も同じです。単純に本を読むことで読解力は自然と身についていきます。
さらに、効率よく読解力を高めるには、本を読んだ後に、簡単な感想と要約文を書くようにしましょう。
声優の表現とは違いますが、読んだことを理解し、
アウトプット(書き出す)することで、表現力や想像力を高める基礎的な訓練になります。
また、声を出して読む練習をするのもおすすめです。
声を出して読むことで、黙読ではなんとなくのイメージで読み飛ばしてしまうこともある、
難漢字もきちんと調べなくてはいけなくなるからです。
漢字の読み方や、漢字そのものの知識は、声優になってからも俄然生きてきます。
声に出して読むことで、自分がどうしてもつっかかってしまう発音、苦手とする文字があることにも気づけます。
ただ、読解力を高めるために本をたくさん読むことはいいのですが、本なら何でもいいというわけでもありません。
ジャンルとしてはライトノベル系を避けて、
例えば、学生であれば学校の課題図書に選ばれるような、文学作品を読むことをお勧めします。
もちろんライトノベルが絶対ダメ、というわけではありません。
本は漫画と違って絵がありません。その分、読む人の想像力を要します。
簡単に読めてしまうライトノベルより“ちょっと難しい本”を読む方が、声優として必要な想像力も鍛えられますね。
持っておいて損はない資格
声優になるには、専門学校などに通って発声方法、滑舌、演技などなど
たくさんの専門的なスキルを得る必要はありますが、
特に何か必要な資格というものはありません。ただ、学生のうちに持っておいて損はしない資格もあります。
例えば漢字検定。台本(本)に出てくる漢字をスラスラと読み進めるのに、
漢字の知識はないよりはあったほうがいいです。
そこまでする必要があるのか?
と思われるかもしれないですが、声優になってからコンポジ(宣伝用のプロフィール)やオーディション用の書類に、
資格として記載することができます。もちろん必須ではありませんが、
あることで印象は良くなることもあるかもしれません。
漢字検定を受けるなら、最低でも2級以上は欲しいところです。
さらに言葉のつながりでいうと、英語も同じことが言えます。
外国アニメのアテレコや、英語を喋るキャラがいた時はそのまま武器になりますし、
洋画の吹き替えといった仕事でも英語力は役に立ちます。
英語以外の、その他言語に精通しているとさらにポイントは高いです。
声優になるには、単純に声優になるための技術さえあればいい、というには十分ではない時もあります。
学生のうちに、時間がたくさんある時にしかできないことを経験として、
あるいは確かな形(資格)として積み重ねていくことがいつか何かの役に立つかもしれません。
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