バンタンゲームアカデミーは、2026年3月28日にCrazy Raccoon所属の有名ストリーマー・元「VALORANT」プロ選手・nethさんを招いたトークセミナー&デモ会を開催しました。「今年からストリーマーとして戻りましたnethです。よろしくお願いいたします。VALORANTは約5年間、トータル10年以上プロとして活動しています」とご挨拶。
イベントには新高3、新中3の受講生が参加しました!
また今回のイベント参加特典として、入学選考の一次審査が免除になります。
【1. プロになるまでのストーリー】
「もともと、アルバイトをしつつ、チーム活動もしていましたが、本格的に始めたキッカケは生活のためでもありました。リリースされたばかりの『VALORANT』は、当初から日本でも強いチームがあり盛り上がっていて人気に乗りにいきました。リリースされたタイミングも良かったので、半分運です!自分自身は、『VALORANT』からをプロ活動とみなしています」
――周りからプロになることの理解は得られましたか?
「自分が大学生のときは、プロゲーマーという職業の認知度も低くて。なので、周りには言わずに学校から帰って速攻でゲームしていました。就職した先輩に、一般企業への就職もすすめられましたが、自分はゲームをして生きていきたいなと思いました。
いまはeスポーツを目指せる環境が整っていて、すごいです、マジで!」
【2. プロゲーマーとしてのキャリア】
「俺の場合、キッカケはrionさんです。オーナーのおじじがフレンドリーで、契約までは“秒”みたいな感じでした。Crazy Raccoonに入ってからは、CRを好きなファンに支えられ、良いプレッシャーを受けることでプロ意識が芽生えました」
――Crazy Raccoonさんの練習スタイルは?
「週6日ほど、13時くらいに集まって2時間ほど話し合って、5~6時間チーム練習をします。その後は、チームメンバーとご飯をしたり、個人練習をするスケジュールです」
――プロゲーマーというと練習のイメージが先行しますが、話し合いがあるんですね。
「そうですね。ただ単に練習するよりも質が大事です。1年前くらいからミーティングで、前回の練習の振り返りとか、こういう動きを参考にしようと話し合っています」
――練習以外でもチームメンバーとコミュニケーションも取りますか?
「練習後にご飯に行くことは徹底していました。一人で飯食うのが好きなんですが、もはやご飯に行くことも勝つために大事だと思っています」
【3. ゲームに対する向き合い方】
――実力を伸ばすためにやっていたことは?
「時間は有限です。ただ量をやればいいわけではなく、効率よく質の高さを追求します。1週間練習して効果がなければ、その方法を切り捨てることも大事。特に個人練習は、自分が勝ちたいチームがいるとして、そこにたどり着く道を逆算しないといけないです。練習でも、刺激し合える友だちに会えるといいですね。そういう環境に身をおくことが大事だと思います。メンタルも大事ですし、“メンタルゲー”でもあります」
――メンタルを保つために具体的にしていることは?
「自分は落ち込んでも声を出し続けることは意識していました。rionさんが明るくて、雰囲気を良くしてくれて、チームの総合力が上がります。
プレイで自分が上手くいっていないとき、会場のどっかに目印を決めて落ち着くためにその目印を見るルーティンをしていました。心理学的に作用が期待できるみたいです」
【4. 「チームプレイ」で心がけていることは】
――メンバーの心の扉を開けるために意識していることはありますか。
「1対1で飯に行くのがいちばん早いです。腹を割るのは、大事ですね。若い選手は飯を奢ると話してくれます(笑)。そこは、“コミュニケーション課金”だと思っています」
――チーム作りで意識されていることは?
「ピリつくときほど、リーダーが大事です。メンバーの中でも雰囲気作りが上手い人がいて。例えば言う相手によって言い方を変えたり、みんなの前で『なんで、あのプレイをしたの?』と問い詰めず、1対1で聞いたりしていました。プレイの大枠の動きはコーチが見ますし、コーチを通して選手本人に要望を伝えてもらうこともありました」
【5. eスポーツ業界の可能性とは】
――プレイヤーをしていて裏方のお仕事の重要性はどのように感じますか?
「ゲーム一つ一つに細かい理解が必要です。そんなに目立ちたくないけれどeスポーツに関わりたい人にもたくさんの可能性があると感じます!」
――学生のうちにやるべきことは?
「自分の好きなことをマジで伸ばした方がいいと思います。好きなことじゃないと僕は続かないタイプです」
――バンタンゲームアカデミーに入ることのメリットは?連携する通信制機関との併修制度により「高卒資格」や「大卒資格(学士)」を取得することが可能です。
「勉強も、効率がめっちゃ大事だなと思っていますし、専門分野も効率的に学べるなと思っています。自分は、学校の成績を疎かにしてゲームをやっていたわけではありません。やりたいことをやるために勉強をして大学を出ました。勉強するのは親の信頼を得る側面があると思います」
後半は、実際に「ウォーミングアップ」と「デスマッチ」(*1)をデモンストレーション!
「チェンバーが好きです。ランクにいく前にウォーミングアップを2~3回やってからいきます。要望があれば遠慮なく言ってください!」
「オペレーターデスマッチがいいです!」と受講生が言うと、
nethさん「OK、10キルだけしますね、自分の反射神経を把握するのが大事です。敵が出るところにエイムを置きます(*2)。反射神経がどれくらいかを考えて逆算すると、置きが上手くなります。いま緊張しているのであんまりかもしれませんが……配信を見にきてください。マジで(笑)」と笑います。
【6. 受講生からの質問!】
最後に、受講生からの質問に一つひとつ丁寧に答えていただきました。
――チームにはどのように所属しますか?
「コーチにチームを紹介され、面接、トライアウト(実技選考)をしてチームメンバーからも認められたら、ジェネラルマネージャーと話して契約でした。向こうから声を掛けられることが多いです」
――「VALORANT」をやって上手くなった時期に、何をやっていましたか?
「1年目は、ハングリー精神もあってとにかく格上チームの動きを見ました。本番だとメンタル7割という感じで、基本的にマインドが大事です」
――上達したいときに意識すべき要素は?
「反射神経、動き、エイムの順番かも。動きを磨くためには『言語化』が大事です。説明できるような動きをすること、これは簡単そうで意外と難しいので心掛けてみてください!」
――(保護者様)選手に関して、年齢制限はありますか?
「大会によって、エントリーできるのは18歳以上などの制限がある場合もありますが、僕の知る限り上限はないと思います。一般的に、選手のマックス年齢は35歳くらいまでが多いです。家庭を持って自分のプライベートを大切にしたり、選手としての能力が落ちることなどさまざまなケースがあります」
――普段の睡眠時間は?
「7~8時間が理想ですけど、夜までゲームをして6時間とかもあります。CRのときは昼過ぎに起きていましたが、FENNELは10時集合だったので、そこはチームによります」
――大会に出るときに体調不良になったケースは?
「体調が優れなくても、出たこともあります。ギリ気合いで乗り切ります!」
――これからの活動で夢は?
「『CR FES2026』で歌うんですよ。ストリーマーになったからこそ、ゲーム以外でも新たな一面を見せられたらなと思います!」
最後は、受講生から3名限定、nethさんとの撮影権争奪じゃんけん大会を開催!
ガチじゃんけんの結果、ラッキーな3人が2ショットを撮影しました。おめでとうございます。
――eスポーツ業界を目指す人にメッセージをお願いします!
「ゲームが上手く、技術があるだけでは、人はついてきてくれません。個人的には、人間性が大切だと思います。一人でできることには限界があります。ぜひ、コミュニケーションを大事にしてください。僕は将来をイメージしつつ、逆算していま何をしたらいいかを考えて生きてきました。やるべきことをやってください!」とエールを送りました。
バンタンゲームアカデミーは、100%現役プロフェッショナル講師。業界で活躍する人から直接指導を受けることで、効率的かつ最先端の技術を習得できる環境です。
ぜひスクールの雰囲気を知りに、オープンキャンパスに遊びにきてください。
【PROFILE】
Crazy Raccoon所属。選手キャリア12年。「VALORANT Champions Tour 2021: Stage 2 Masters – Reykjavík」、「VALORANT Champions Tour 2021: Stage 3 Masters – Berlin」、「VALORANT Champions 2021」と、計3度の世界大会に出場した実績を持つ。2025年にはFENNELへレンタル移籍し、「VALORANT Challengers Japan 2025」にてSplit 1 準優勝、Split 2 準優勝、Split 3 優勝、Season Finals 準優勝と年間を通して優れた成績を収めている。
YouTube:www.youtube.com/@neth
*1……リスポーンしながら撃ち合いを繰り返す練習用の対戦モード
*2……敵が出てくる位置を予測し、あらかじめ照準を合わせて待つ技術