【東京校】ゲーム業界への就職に大きく近づける!「Cygames背景美術展」&ポートフォリオ相談会に参加!!

バンタンゲームアカデミーでは、業界トップクラスの企業様と連携し、実践的な取り組みを行っています。
5月上旬、在校生(以下メンバーと表記)が訪れたのは、武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス。
目的は、サイゲームスのゲームに登場する背景イラストを集めた展覧会「Cygames背景美術展 2024-2025」です。
会場には
5つのゲームタイトルから、厳選した作品が展示されました。
さらに、学生を対象に、背景イラストを主とした「ポートフォリオ相談会」も実施されました。
- 【1.】参加メンバーに、意気込みをインタビュー!】
□3年制キャラクターデザイナー専攻3年次 矢澤さん(写真左)&松居さん(写真右)。
矢澤さん「背景デザイナーを志望しているので、作品を見るのが楽しみです!」
松居さん「2Dモーションに興味を持っています。VTuberの背景でも導入されてきている技術で、2Dのモチーフが動いたりするのが『2Dモーション』です。また、第一志望の企業様だったので参加しました!」
□2年制ゲームグラフィッカー専攻2年次 銭(セン)さん(写真左)&林さん(写真右)
キャラクターデザイナー志望という銭(セン)さん「Cygamesの作品が好きです。バンタンの『審査会』でも作品をチェックしてもらえますが、Cygamesで活躍するクリエイターさんにポートフォリオを見ていただけるので来ました!」
背景モデラー志望の林さん「大手企業に在籍するクリエイターから直接アドバイスがいただける、貴重な機会だと思います。」
□2年制イラストレーター専攻2年次 樋下田さん
「背景・美術展と、ポートフォリオ相談会どちらも楽しみです。特に作品だけでなく、設定されている『世界観』や『ラフ画』などを見てみたいです。
」
- 【2.いよいよ、会場へ!】
会場にはゲームタイトルと実際に登場する背景が展示されております。
「グランブルーファンタジー」
「Shadowverse」
「プリンセスコネクト!Re:Dive」
「ウマ娘 プリティーダービー」
「GRANBLUE FANTASY: Relink」
「Shadowverse:Worlds Beyond」
スタッフさんが、代表的な作品を丁寧に解説してくださいます。
「『グランブルーファンタジー』は、広大な空の世界を舞台に冒険を繰り広げる本格王道RPGです。サービス開始より11周年を迎え、背景イラストも総数1000枚を超えます。壮大な空の世界に浮かぶ島、神秘的な奇跡、不気味な世界など、ゲーム内のさまざまな景色が、1つの世界観の上に調和していること、ストーリーの魅力を最大限引き出せるように制作されていることが、『グランブルーファンタジー』における大きな特徴となっています」
クリエイターたちが、どのようなことにこだわり、想いが込められているのか、実際の作品と共にご紹介してくれました。
『オロロジャイア戦バトル背景』
「時を操る龍『オロロジャイア』というボス戦の背景です。どこまでも続くかのような真っ白な異空間に、時計や歯車のモチーフが浮かびます。ボスバトルの背景はゲームの中で重要な役割を果たします。通常の背景ではある程度リアリティを持たせ、キャラクターの足場も考えます。対して、ボスバトルの背景では、クライマックス感を盛り上げるため、究極的なビジュアルを描きます。一度リアリティを忘れ、キャラクターのイメージに合ったかっこいい空間を描くことが大切です。依頼があるとクリエイターはテンションが上がるそうです!構図の左下から右にいくにしたがって、影が黄土色から薄紫へと変化しています。影のグラデーションを描くことも『グランブルーファンタジー』で大切にしていることのひとつだそうです」
「プリンセスコネクト!Re:Dive」
『ジオ・ゲヘナ レディ・アラクネの巣』
「魔物の住処を描いた作品です。魔物は蜘蛛をモチーフにしており、自身の醜い体を煌びやかなヴェールで覆い隠しているという設定です。美しい宝石で明るく見せています。構図などを検討し、その後、玉座の収まりや、カーテンの細かな形状の違いを複数パターンまとめ、ディレクターから「繭の照明は大小さまざまに配置し、生きもの的にならないようにする」などのフィードバックを得ました。魔物がいる場合、いない場合どちらにも使えるようにあえて内部が見えないようにデザインされています。また黒を使わないことで『プリンセスコネクト!Re:Dive』らしい可愛らしさを演出しています」
他にも見入ってしまう作品がたくさんありました。
現場気分を味わえる「クリエイターズデスク」も登場。
将来の自分を想像してみると就活に力が入ります。
- 【3.鑑賞を終えて……】
「公式図録」を購入した、2年制キャラクターデザイナー専攻1年次・馬渕さん(写真左)&眞野さん。
馬渕さん「『グランブルーファンタジー』の広大な空の絵に圧倒されました。とてもエモかったです。進路をキャラクターと背景で迷っていたのですが、壮大なファンタジーの世界を描きたいなと思い背景を極めたいなと思いました!」
眞野さん「『Shadowverse』の一枚絵が圧巻でした。パッと見はお城のようなのですが、よく見ると学園だとわかる細かな描写がされていました。一枚絵の中からストーリーを感じました!」
3年制CGアニメーター専攻・大庭さん「とてもキレイでした。特に、『プリンセスコネクト!Re:Dive』は敵キャラの背景でも、黒を使わないという点が印象に残っています。」
また、ポートフォリオをチェックしてもらった、3年制ゲームグラフィッカー専攻・宮本さんは「背景美術はどの作品も、細部まで描き込まれていて素晴らしかったです。『ポートフォリオ相談会』では、就活まで時間があるので、今後どのような作品を増やしていけば良いかをうかがいました。また、作品については、『部屋の中に暮らしている人がいるのであれば、家具の汚れや、日焼け・色褪せなども表現するといい。』と助言していただきました。参加して良かったです。」と就活本番までにやらなくてはいけない事が分かったと話します。
一流クリエイターの作品を鑑賞し、直接プロからアドバイスをしていただくことで、表現力を磨くことができたようです。
こういった現場で活躍しているクリエイターから直接アドバイスをいただけるのは
バンタンゲームアカデミーにしかない強みだと思います。
在校生の皆さんには来たる就職活動に向けて今回の学びを武器にし、頑張って欲しいです。