【東京校】ゲームソフトウェア開発会社Blizzard Entertainment, Inc.でキャラクターアーティスト!藤田祐一郎さんの講演会!!

東京校
ゲーム学部

 

こんにちは!バンタンゲームアカデミーです。

今回はアメリカのカリフォルニア州にあるゲームソフトウェア開発会社Blizzard Entertainment, Inc.でキャラクターアーティストとして大活躍中の藤田祐一郎さんの講演会にお邪魔してきました。

たくさんの美麗なキャラクターたちを世に送り出してきた藤田さん。

その経歴は華々しく、挫折体験とは程遠いように感じられますが、意外にも暗黒期があったのだそうです。

藤田さんは「CGデザイナーとして仕事を始めて、23年ぐらい経過した頃、CGに対するモチベーションがどん底の時期があったんです。仕事よりもゲームに明け暮れて、ポートフォリオがほぼゼロの状態でした」と意外な事実を告白。

講演会に出席していたメンバーを驚かせていました。

その当時は「自分は本当にCGが好きなのか?」と疑問を感じるほどの状態に陥ってしまったという藤田さん。

どうにかモチベーションを上げようと自己分析に励んだようです。

 

藤田さんは、絵を描いて「以前の作品よりも上達している」と感じた瞬間と、完成した絵を他者から賞賛された時にモチベーションが上がるのだそう。

「自分自身に満足したり、人から褒められたりすることで承認欲求は満たされる。それがモチベーションの向上につながります」と語りました。

 

しかし、自己承認欲求の高いタイプと他者承認欲求が強いタイプでは満足する方向性が違ってくるのだそう。

藤田さんは「自分がどちらのタイプかを知る必要があるので、分析することが大事。承認欲求とうまく付き合うことがモチベーション向上のカギです」と説明。

「自己承認欲求が高い人はやりたいことを伸ばしていくのが良いし、他者承認欲求が高い人は、自分のやりたいことから離れても他者から喜ばれる、評価されることから始めることが良いかもしれません」と生徒たちへアドバイスを送っていました。

その他にも、藤田さんはモチベーション向上のためCGや仕事に関わる多くのセミナーに参加して自己投資を行ってきたのだそう。

「これはセミナーだけにも限りません。ポイントは時間とお金というコストをかけるということだと思います。自分が頑張りたい、好きになりたいと思う分野に先にコストをかけることで、モチベーションが後からついてくるので」と実体験を語ってくれました。

モチベーション向上に関する貴重なお話の後は、藤田さんの美しいイラストを基にした視線誘導についての講義が。

藤田さんは動くものが視線を引き付けるという理論や、形や構造で視線を動かす方法、意味による視線誘導など多くの論理的な技を生徒たちに披露し、メンバーはその講義に熱中。

細かくメモを取り、モニターに映されたイラストを食い入るように見つめていました。

藤田さんは「大事なのは理論を使う事ではなく、自分が作品を作る時に理由付けをしていくこと。質問を受けたときに論理的に答えられるようにすることが大切です。理論を頭に入れて作業すると、自分の作品のアピールポイントが把握できるようになります」と説明。

作品の制作過程での重要事項を明かしてくれました。

最後に藤田さんは「環境が大事という言葉を聞くことがあると思いますが、環境を変えるためには自分自身で挑戦を続けて努力することが一歩です!皆さん頑張ってくださいね」とメンバーに熱いエールを。藤田さん、貴重な講義を本当にありがとうございました!

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