19.09.01 22.04.14 更新

DeToNator特別講演会開催!本気でeスポーツの世界を生き抜くために必要なこととは?

東京校
ゲーム学部
eスポーツ学部

 

こんにちは!バンタンゲームアカデミーです!(^o^)

 

 

業界最前線で活躍する方々のリアルなお話を生で聞ける特別講演会!

今回はプロゲーミングチーム「DeToNator(デトネーター)」より江尻代表、ストリーマー SHAKAさん、YamatoNさんにお越しいただき、

「本気でeスポーツを仕事にすること」について語っていただきました!

 

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DeToNatorの視点で見る、日本のeスポーツの現在とは?

そもそもDeToNatorはeスポーツを目指してやってきたわけではない、というところからお話はスタートしました。

あくまでゲームが好きで、勝ちたくてプレイしていたものがeスポーツという競技シーンに成長していったというのがDeToNatorとしての見解です。

eスポーツという言葉に惑わされず、何を目的として業界に入っていきたいかが大事だと、江尻さんが語ってくれました。

 

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江尻さん「日本と海外のeスポーツ文化を比較すると、特に韓国PUBG(パブジー)の選手はゲームに人生をかけていると感じます。

勝つための努力、探究心、こだわりに日本と差を感じることが多いですね。

まず選手自身がどこでどうなりたいのかを明確にしないと、日本と海外の差は現実的に考えて埋まっていかないのかな、と見ています。」

 

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SHAKAさん「僕が感じたところでいうと、プロとして活躍するには自分の苦手なことも練習が欠かせなくなります。

言いたくないことを言わないといけないこともある。

僕自身、遊びでやっていたときと、プロとして活動を始めたときに気持ちの面で大幅な変化がありました。

しんどい思いもたくさんしましたが、勝ったときの喜びは他に例えられないものがあります。

やりたいことと目指すことが乖離しないよう、自分が何をしたいか考え続けるのは重要だと思いますね。」

 

現状、日本のeスポーツは海外に比べて遅れを取っている様子。

そこを改善していくには、環境のせいにしないこと、強くなる覚悟を持つこと、瞬間瞬間の判断力や捉え方を変えていくこと、

与えられた環境を飛び越えることが鍵になると話してくれました。

 

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DeToNatorが考える、生き抜くためのブランディングとは?

江尻さん「eスポーツに絞って話すと、選手として海外で活躍したいのか、国内か。そしてどのタイトルを選ぶか。

他に実況やイベント運営などもありますが、選手についてはタイトル選びや活躍の道筋を具体的に決めていく必要があります。

勝つためにどう努力するかというところからがスタートで、努力を明確にビジョン化できるか、それにチャレンジしようと思えるか、継続できるか。

環境のせいにせず、選手一人ひとりがメディアだと思って、具体的にセルフプロデュース、ブランディングしてほしいと思います。」

 

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YamatoNさん「環境って周囲への依存だけではなく、自分たちが作っていくものでもあると思います。

youtubeやTwitterなどいろんなツールがある中で、自分たちを最大限に表現し、タイトルを宣伝して輝けるステージを自ら作る、

こういった思いで僕は活動してきました。

こういう活動が身を結べば、環境がよくなっていったり、上手いプレイヤーが増えて場が盛り上がったり、自分たちの刺激になったりといいことだらけですよ。

熱意があるプレイヤーは自分を売り込んで、最大限好きを表現してほしいと思います!」

 

オフライン大会に呼ばれたときの選手のあり方についてもトークが盛り上がりました。

 

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ゲストのように振る舞うのではなく、ゲームに寄り添い、矢面に立って盛り上げ、コミュニティを大きくしていく先鋒となるべしというお話に。

学生たちも頷きながら聞き入っていました。

 

 

YamatoNさんとSHAKAさんの1日

SHAKAさん「いつもは19〜20時頃から配信を始めて2時くらいまでやるのを基本にしています。

なので今日みたいに朝から仕事があるときは時差ボケしがちです(笑)。

現役の頃は仕事もしていたので、朝仕事に行って夜帰ってきて、21時〜2時くらいまでストリームしてました。

台湾リーグに参加していたときは18時くらいに集まって3時くらいまでチーム練習、その後朝6時まで休んだり練習したりという感じでした。

大事な試合の前は1日最低でも12時間はやっていましたね。」

 

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YamatoNさん「僕は学生時代には、学校とバイトが終わった後19時頃に集まって3時くらいまで毎日練習してました。

それで、バイトでお金を貯めて一気に練習期間を確保して。1ヶ月ほどベトナムに行ってやっていたんですよ。

当時やっていたゲームがベトナムが強くて。僕は自費で渡航して、お金がないメンバーはスポンサーに出していただいてましたね。」

 

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SHAKAさん「環境がなかったらそうやって現地に行くという行動力がすごいよね。それはやっぱり自分がやりたいからやっていたこと?」

 

 

 

YamatoNさん「そうですね。本当に強いチームの中で力をつけるならそうするしかないだろうと思っていましたし、

当時はサーバーの問題で現地に乗り込むしかなかったというのもあります(笑)」

 

江尻さん「ちなみに、うまくなるためにやっていたことはある?」

 

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YamatoNさん「動画を見てメモるとか…できることは何でもやりました。

学校もバイトも行かないといけなかったから、長時間プレイできない中でいかに効率よく練習するかに賭けていましたね。

練習を始めてもいきなり結果は出ないけど、やり続けることが大事です。僕もあるとき突然勝てるようになったので、そこまで耐えることも大事です。」

 

この後は、eスポーツを学ぶ学校であったらいいと思うものという話題に移り、みなさん語学ができるといいという話題で盛り上がりました。

ゲームに特化した英語や韓国語が学べたらいいとDeToNatorの皆さんも思っていらっしゃるようです。

 

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また、瞬間の判断力テストもあればいいとリクエストをいただきました!

これはゲームアカデミーの頑張りどころですね…!

 

プロゲーミングチーム DeToNatorの視点で語っていただいたeスポーツの世界で生き抜くことについて。

現場を知り尽くした皆さんのリアルなお話に、学生たちも今一度自分自身のこれからを考える機会となり、大盛況のうちに講演会を終えました。

 

江尻さん、SHAKAさん、YamatoNさん、本日は本当にありがとうございました!

 

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