芥川賞作家が描く青春恋愛小説「ジョゼと虎と魚たち」(アニメーション版)の試写会を開催! 監督・プロデューサーに聞くアニメ製作の現場とは!?

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こんにちは!

バンタンゲームアカデミー東京校です (^o^)/
 

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12月15日、バンタンゲームアカデミー東京校にてアニメ映画「ジョゼと虎と魚たち」の試写会が開催されました。

 

この映画は芥川賞作家・田辺聖子の名編を原作として、2003年に妻夫木聡・池脇千鶴主演で実写映画化もされた作品のアニメ版です。

今回は、ゲームアカデミーのアニメCG専攻クラスの生徒達30名と、約90分の試写会に参加しました。

 

 

試写会の終了後は拍手が沸き起こり、生徒たちがこの映画の感想や意見をtwitterで次々と投稿! 「泣けた!絶対見るべき!」「映像が綺麗。」「感動した!」 など、賞賛のツイートが多々見られました。また、「これから目指すところとして、とてもいい勉強になった。」という将来を見据えた感想もありましたよ!

 

 

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試写会の後には、この映画の監督であるタムラコータローさんとプロデューサーの笠原周造さんをお迎えし、映画製作について色々お話を伺いました!
まずは自己紹介を行っていただき、「ジョゼと虎と魚たち」を原作として選んだきっかけや、制作中の苦労話、クローズアップしたところなどを質疑応答形式でお2人に語っていただきました。

 

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―この映画の製作はいつから始まったのでしょうか?
「元々、文芸作品の原作をアニメにしたいと考えていて、原作探しから始めたのですが、そこからだと完成まで4年位かかっています。シナリオ制作は、2017年4月からスタートしました。」

 

―「ジョゼと虎と魚たち」を選んだ理由は?

「原作を読んだ時、キャラが強かったからですね。田辺聖子さんの短編集の中でも、「ジョゼ」というキャラは抜群に異彩を放っていました。またストーリーが短い分、非常に想像力を掻き立てられる作品だと思いました。」

 

―この映画において、特にクローズアップしたところ、伝えたかった点は?

「自立要素ですかね。原作では、ラストが「これから始まる」という感じで終わるので、あえて「夢を達成した!」という終わり方ではなくて、これから始まる2人の未来を想像できるような終わりにしたいと思いました。」

 

―制作にあたり、苦労した事は?

「何百人もの関係者と一緒に仕事を進めていくので、作品に対する想いに差が出てきた時や、意見がぶつかった時に都度軌道修正していくという繰り返しの作業が本当に大変でした。“自分のストライクゾーンに、いかに寄せていけるか”に苦労しました。(タムラ監督)」

 

「30ページ弱の原作で、どうやって作品を作っていくのか、また、どうやって同世代に観てもらえるのか、ということを考えるのが大変でした。(笠原プロデューサー)」

 

質疑応答の後は、生徒から監督とプロデューサーへの質問タイムも設けられました。著名な監督・プロデューサーに直接質問ができるめったに無いチャンスです!

 

・イメージやアイディアをひねり出す時に意識していることは?

・水の動きなど、エフェクトの表現はどのように擦り合わせていったのか?

・過去の作品についての質問

・お2人がこの業界に入りたいと思ったきっかけ

 

など、沢山の生徒たちが手を挙げて、次々と質問をしていました。

 

終盤には、アニメの製作業界を目指す生徒たちに向けて、お2人からメッセージをいただきました。
 

タムラ監督:アニメ業界での仕事を目指すなら、まずはやりたいと思うことの方向性を明確に定めたうえで、徐々にステップアップしていくのが大事だと思います。みなさんも頑張ってください!

 

笠原プロデューサー:自分がやりたいことを、恥ずかしがらずに周りに言い続けること、やめずにやり続けること!夢に向かって突き進んでください!

最後は監督、プロデューサー、生徒全員で和やかな雰囲気のなか、記念撮影をして終了しました。 みなさん、本日はお疲れさまでした!

 

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