こんにちは。バンタンゲームアカデミー東京校です。(^▽^)
学生たちは、パソコンに向かって、資料作りに励んでいます。
一体、何についての企画なのでしょうか?
「3月に行われる卒業修了制作展で、5つのゲームを発表する予定です。そのブースについての配置指示書を作っています」
「プランナーは、ゲームショーなどの展示会でも、
コンセプトからレイアウトまでを任されることが多いです。
外注する立体デザイナーさんにイメージを伝えるにしても、
まずは、自分たちがどんなものを作りたいかを分かっていないといけません」と、日比野講師。
今回は、2チームによるプレゼンをダイジェストでレポートします!
まずは角さん、横手さん、松川さんチームから。
「卒展全体のテーマは『リバイバル』です。
平成初期に流行ったゲームや文化からインスパイアし、現代の技術によって新たな価値を生み出せるゲームとして制作します」
当日は、5つのゲームが展示されるため、各ブースの細かな仕様についても言及。
「会場イメージは、ゲーム博物館にしました。照明は、ゲームセンターのように明るく楽しめるように設定します。
まず、『バトル鉛筆VR』ゲームについてですが、机を置き、小学校のような雰囲気を作りたいと思います。
『平成逃避行』は、飛行機に乗って平成の出来事を振り返るゲームなので、コックピットをイメージした場所を作ります。
『Escape from Reality』は、ひとりが2Dを、もうひとりのプレイヤーは3D空間を見て、ふたりで協力して遊ぶゲーム。
薄茶色がかった部屋を作ろうと思います。
そして、『イケメンヨーヨー』は、クラシックな洋館をイメージしました。
最後に、イケメンと通話するゲーム『Linked only you』ですが、一人暮らしの10代〜20代女性の部屋をイメージします」と、しっかりと意見を伝えました。
日々野講師からは「ゲーム博物館というコンセプトが、個別のゲームにどう落ちているのか見えにくい。
ブースコンセプトに、『ゲーム博物館』を設定しなくてもいいんじゃないか?という疑問も出てくる」と鋭い指摘。
また、全体レイアウトについても「この動線では、人が滞留しちゃうな。
回遊させたいみたいだけれど、お客さんはランダムに来るし、
想定通りに動いてくれるか分からないから、本当にこの動線でいいのかを考えて」とフィードバックしました。
続いては、「サイバー空間」をテーマにした小西さん・櫻井さんチーム。
「メインターゲットは、バンタン在校生・卒業生の20代男性、サブターゲットは、バンタン入学希望の男子中高生としました。
今回のレイアウトがコチラです。入口と出口を分けて、動線を考えました。
見せ方として、『Escape from Reality』がメインになっています」と、具体的に提案。
「ファサード装飾については、非日常空間への入口をイメージして、蓄光テープを用いようと思います。
次に、各ゲームの装飾についてですが、『Linked only you』は、男性アイドルとの会話を楽しむゲームなので、
一人暮らしの女性の部屋をイメージしました。『平成逃避行』は、
コックピットをイメージしていて……」と、それぞれのブース装飾については、別チームが提案したイメージとかなりリンクしている様子!
「サイバー空間は良いアイデアだと思います。
全体的によくまとまっていますが、ターゲットとサブターゲットを分けた理由が曖昧だった」と日々野講師。
また、「異なるゲームを、いかにまとめて『ひとつのもの』として出すかがプランナーの役目。
もっと、ゲーム同士をうまく結びつけて」と、より良い仕上がりに期待を込めました。
各チームのイメージを共有した後は、集客の方法についても話し合いを行いました!
卒展まで、残すところあと3ヶ月……。
ゲームを制作するだけでなく、いかにゲストに楽しんでもらえる展示にするか?
学生たちのブラッシュアップは未だまだ続きます!(`・д・´)ノ