「ゲームプログラマの仕事って、すごく魅力的なんです」と切り出したのは、卒業生の山田さんと杉本さん。
企業名が明かせないのが残念ですが、おふたりとも人気のゲーム制作会社・システム開発企業に就職。
山田さんは、現在リードプログラマとしてプロジェクトを率いています。
<ゲームプログラマの仕事の魅力>
山田さん「プログラマは、働き方が自由なところが多いです。裁量労働制が採用されていて、クリエイティブな会社が多い印象。
あとは、CEDECやUNITEといった講演は、エンジニア部門がいちばん多い!」
杉本さん「学ぶが多いし、仲間を作りやすいよね」
山田さん「そして、出世しやすい。ウチの役員は、プログラマ出身の人が多いですね。それから、技術力を身につければフリーランスで働くこともできます。
ちなみに、プログラマは給料が低いと言われたりしますが、そんなことはありません。優秀なプログラマは800万円〜1000万円稼ぐこともできます」
また、ゲームを実装するためには、システムプログラマ、ゲームプログラマ、UI/UXプログラマ、物理プログラマ、AIプログラマ、グラフィックプログラマ、ツールプログラマ、サウンドプログラマといった
さまざまな職種が連携することが必要だと力を込めます。
<では、ゲームプログラマの仕事とは?>
山田講師「ゲームプログラマの業務は、タイトル固有のプログラムを書くことです。
ライブラリやゲームエンジンを利用し、システムからゲームの形に起こしていきます。
求められるスキルとしては、C/C++/C#など、ゲームを構築している基礎言語の知識ですね。
他職種とのコミュニケーションを取り、運用まで考えられた実践を行う能力が求められます。
ちなみに、他人が作ったプログラムを自分が触ることもしょっちゅうなので、
自分本位ではないプログラムが書けることが大切。他人に見てもらって、フィードバックをもらうと良いと思います」
<内定を獲得する確率を上げるには?>
山田さん「ここからは、就職活動について話します。
皆さんは、内定をもらう確率を上げる方法を知っていますか?
ズバリ言えば、企業が求める人材を把握することです。具体的には、社風、経営理念、経営状況といった企業分析に加えて、
自分の性格や武器を把握しておくこと。それらがマッチしていれば受けたほうがいいです。
それから、第一志望の企業を受けるまでにいくつかの企業で面接に慣れておくこともオススメします」
杉本さん「大切なのは、自分の武器を知ること。他の人より優れているところを知ってほしいですね。
ちなみに、履歴書で『ゼミを頑張っていました』『コミュニケーション能力が高いです』
『部活を頑張っていました』といった自己アピールはよくあるパターン。内容がかぶってしまうと、読まれないことが多いです」
アピールする材料としては、プログラムスキル、ソース紹介、ソースコード、制作したゲームで学んだことなどが挙げられます。
また、杉本さんは「面接では、その企業に勤めてから、5年後、10年後何をしたいか話せるほうがいい。僕も、実際に聞かれましたから」と、振り返ります。
最後の、質疑応答では……
学生「選考でチーム制作の作品を提出するとき、自分のパートは書いたほうがいいですか?」
山田さん「書いたほうがいいです。担当が分からないと判断しようがありません。あと、作品は必ず遊べる状態にしてくださいね。
エラー表示されてしまうことが意外とあります」と、一人ひとりの質問に丁寧に答えていましたよ!
プログラマとして活躍されている先輩の姿から、学生たちはポジティブなメッセージを受け取ったのではないでしょうか?
山田さん、杉本さん、ありがとうございました!(^0^)/