1年間の締めくくりに、各専攻が作品を発表しました。
作品は校舎に展示され、在校生が試遊したり鑑賞したりして評価するイベントを開催。その名も「Vantan Effort Exhibition」略してVEE!
来場者からの評価シールを、数多く獲得していた作品をチェックしていきます!
<校舎7F/3DCGクリエイター専攻>
3DCGクリエイター専攻の作品が展示されています。清水さんは人体のモデリング、槍投げのモーションを制作。田尾さんは、MayaやUE4を使用し「Spring town」という背景をモデリング。特に完成度が高かったのは児島さんの「キャンプ道具及びアニメーション」。自身がソロキャンプで使用しているカップやガスバーナーを忠実に再現しました。
<校舎6F/CG・アニメーション総合、CG・アニメーター専攻、高等部アニメ・CG専攻>
アニメーションやイラストが展示されている6F。CG・アニメーション総合20生・岩井さんは「賭ケグルイ」のキャラクターを模写。アニメ・CG専攻・伊藤杏華さんは某テーマパークの写真を模写。
他にも『ハウル』、『ジョジョの奇妙な冒険』の作品模写など、デッサン力の高い作品が揃いました。CG・アニメーター専攻・栗さんの「星の国」、アニメ・CG専攻・長谷川さんの「Crystal flower」などオリジナル作品も展示。
また、アニメ・CG専攻18生『夜明けの都市』、
CG・アニメーション総合1年『Halloween』などチーム制作の映像も公開。キャラクターの滑らかな動き、背景など随所にこだわりが感じられる作品に。
アニメ・CG専攻20生は、『サンタカンパニー』のモデルリング(※1)に挑戦。
ノエル・ホワイト、ペドロ・ロンドなどそれぞれのキャラクターを、生き生きと表現しました。CG・アニメーション総合・松井さんは「後期のモーション(※2)課題の『大剣を振る』『キャッチボール』『寝る』『起きる』を3Dで表現しました」。他に、Z brushを使ったティラノサウルスのモデリングも登場!
<在校生recommend!>
CGアニメーター専攻20生・亀山さんの「VEE×ブレ子ちゃん」は、オープン3DソフトBlenderで作ったアニメーション。
また、30秒の短編動画「リトル・バンディット」は、圧巻のクオリティ。ビクトリア朝のイギリスを舞台に、泥棒少年と警官の追いかけっこを3Dで表現。モニターでは、学生たちの作品をダイジェストで編集した『CG20 THE DIGESTS』も流れました。
<e-sports専攻20生、高等部キャラクターデザイン19生/20生、高等部e-sports専攻19生・20生>
e-sports専攻のキルクリップは必見。キルクリップとは、敵を倒したシーンの映像をつなぎ合わせ、音楽をのせ動画化する映像コンテンツのこと。
<在校生recommend!>
たくさんの投票シールを獲得していた、e-sports専攻20生・井上さんの「さよならぼくたちのモザンビーク」。APEX界の武器で最弱武器として知られるモザンビーク。この武器に可能性を感じ100キル分練習した様子を、自ら歌う「さよならぼくたちのようちえん」替え歌にのせて編集したユニークなキルクリップ。他にも、「VALORANT KILL CLIPS」、「APEX キル集:オクタン編」など力作が揃います。
『Rainbow Six Siege』を練習していた、e-ports専攻2年渡辺さんは「Rainbow Six Siegeは5 VS 5で相手の爆弾を解除するゲーム。作戦を考えるのが楽しくて、ハマっています」。e-ports専攻2年元吉さんも「大人数でプレイして生き残るゲームは、運に左右されることが多いです。『Rainbow Six Siege』は、チームを組み、友だちと作戦を立ててプレイできるのがいい。チェスや将棋に通じるものがあると思います」と、話します。戦い方の研究に余念がありません。
<ゲームグラフィッカー専攻20生、ゲームグラフィック総合19生、キャラクターデザイン総合19生、キャラクターデザイナー専攻20生、イラストレーター専攻20生、WSイラストコース20生>
モデリング作品、イラスト作品、ポートフォリオを展示した3F。
キャラクターデザイナー専攻20生・山田さん「北部戦線異常アリ」はゲーム企画をイメージしたイラスト。ゲームグラフィック総合19生・牧野さんの作品「新天地へ」は、オリエンタル×SFをテーマに個人のゲーム企画にて制作。
<在校生recommend!>
「いつもの店で」は、キャラクターデザイン総合19生・石原さんの作品。CLIP STUDIOを使い、楽器を擬人化。キャラクターデザイナー専攻20生五十嵐さんの「Ω(オメガ)」は、凛としたキャラクターの立ち絵を発表。ゲームグラフィック総合19生・川野辺さんの「灰と赤熱都市」は、個人制作ゲームのキービジュアル。ファンタジー×スチームパンクの重厚感ある作品。
<キャラクターデザイン総合20生、ゲームグラフィック総合20生、アート&デザイン大学部19生/20生>
キャラクターデザイン総合20生・中山さんの「朝霧」は、朝焼けの空を泳ぐクジラと魚を表現。キャラクターデザイン総合20生・藤野さんの「紅葉の下」は、神使いが寂れた茶屋で団子を食している様子を表現。背景の塗りを特に頑張ったそう。
<在校生recommend!>
キャラクターデザイン総合20生・佐藤さんの「[紫炎の剣閃]ユーネ」は、「和風のケモ耳の女の子を描きたくて作ったオリジナルキャラです。炎の表現を頑張りました」
キャラクターデザイン総合20生・岡田さんの「鎮魂」は「FF10の異界送り」をイメージした作品。
精鋭揃いで、在校生の技術力の高さが垣間見られたのではないでしょうか。
続いては、D2校舎の注目作をレポートします!
※1 モデリング……3 次元のオブジェクトまたは形状の数学的表現をソフトウェアを使って作成すること。
※2モーション……3Dキャラクターや背景に動きを与えることを「モーション」と呼ぶ。