【東京校】Houdiniエフェクト・アーティスト渡辺潤さん講演レポート「ハリウッドで働くなら、これが大事!」

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こんにちは、バンタンゲームアカデミーです。

20221130日、目黒のD1校舎とオンラインにて、Houdiniエフェクト・アーティストである渡辺潤さんの講演が行われました。

 

 

 

ハリウッドで働くうえで、英語力よりも大切なものとは?

どうやって仕事を受注するの?

 

「ハリウッドで働く方法」「仕事を取る方法」から「学生のうちにしておいたほうがいいこと」まで、生徒の皆が知りたいことをくまなくカバーしてくれた講演会の様子をお伝えします。

 

渡辺潤さんはハリウッド映画で主にVFXを担当されているHoudiniエフェクト・アーティスト。映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』、『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』をはじめ、長編アニメーション『ベイマックス』など数々の映画制作に参加されています。

 

会場を埋め尽くす生徒たちは、長編アニメーションに興味がある人、ゲーム作りに関わりたい人とそれぞれ。けれど誰もがハリウッドの第一線で活躍する渡辺さんの講演を楽しみにしていました。

 

 

ご自身が携わった映画『SOLO』のスタッフジャケットを着て会場に現れた渡辺さん。ユーモアをたっぷり交えた柔らかい口調で、まずは最近のお仕事の様子を教えてくれました。

3ショットだけ制作をしたある映画は、「一瞬の映像だけれどものすごく複雑だった」「とても時間がかかった」と制作サイドの裏話を披露。

 

今回会場に集まった生徒の中には「自分も渡辺さんのようにハリウッドで映画を作りたい」と考えている人もいるはず。そんな生徒に向け、渡辺さんは海外で仕事をする方法やビザについて詳しく紹介してくれました。

 

もしフリーランスで活動するなら、定期的に仕事を確保しなくてはいけませんし、会社員として就職したいなら就活が必要です。そして、どちらにせよ必要になるのがデモリール。最適なデモリールの長さやどのような作品を入れればいいのか、どのような順番で入れればいいかまで詳しく解説してくれ、講演の最後には渡辺さん自身の最新のデモリールも見せていただきました。

 

渡辺さんのデモリールに圧倒されながらも「もし自分がデモリールを作るとしたら、これとこれを入れて……」と、全ての生徒が考えたはず。

 

「けっこうリクルーターの方は一度見たデモリールを覚えているんですよ。ですから……」と、初回の応募で採用されずリベンジで応募するときのコツも伝授。重視すべきことから、気にしなくていい事柄なども詳しく教えてくれました。

 

渡辺さんは仕事のやりがいを聞かれ「やっぱり映画のエンドクレジットですよね。エンドクレジットを見ると、映画の仕事をしていてよかったなと思います」と、ご自身の名前がクレジットされた画面を見せてくれました。

 

講演会の後半は、質問タイム。「エフェクトのモデルはどこで見つけるのか」「制作しているときに気をつけていることは」など、制作に関係することから「就活で他の学生より目立つ方法」「ハリウッドのエフェクト・アーティストの収入」という、なかなか聞けない事柄まで、生徒たちが次々に質問を浴びせます。

 

その中で印象的だったのは、渡辺さんが『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』、『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のような大作の仕事を得た経緯。講演中渡辺さんが何度も口にした「アメリカで仕事をするために大切なこと」は、きっと参加者全員の胸に刻み込まれたはずです。

 

ハリウッドで仕事をするための方法をいくつも教えてもらった今、彼らにとっては遠い夢ではなく現実味を帯びた話になりつつあるはず。

数年後、ハリウッドで仕事をしているバンタン卒業生がいるかもしれません。

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