【東京校】<就活支援イベント・バンタンおしごとラボ> ポートフォリオマッチングサービス「ViViViT」をフル活用して、内定を獲得!実際に採用で活用している株式会社アトラス様、株式会社界グラフィックス様、株式会社バンク・オブ・イノベーション様をお招きしてセミナーを実施!
バンタンゲームアカデミーでは、就活・キャリア支援制度が充実しています。
今回は、作品を投稿し、しごとに出会うポートフォリオマッチングサービス「ViViViT」様との就活応援イベントをレポート!
ViViViT限定で一次選考を行う企業様もあるほど、デザイナー、クリエイティブ職の応募に欠かせないサービスです。
【登壇者様】株式会社ビビビット マーケティング事業本部 井上佳子様
- 本日のゴール。ViViViTの使い方を知り、冬・春休みに使いこなす!>
株式会社ビビビット井上様(以下、井上様)「ViViViTは、オンラインで作品を投稿し、しごとに出会うポートフォリオマッチングサービスです。クリエイティブ企業が数百の単位で登録しています。新卒だけでなく、中途採用でも活用されています」と解説。
ViViViTに登録するとアカウントが発行されます。また、ポートフォリオを閲覧できるのは利用企業、更に追加で設定を行えば一般公開も可能です。
- ViViViTでできることは?>
ViViViTでは、、、
- 作品を投稿して、自分のポートフォリオページを作る&お手本を見ること
- クリエイターを採用している企業の制作実績を見る
- 企業とコミュニケーションを取ることが可能!
さらに、「はたらくビビット」というメディアでは、ポートフォリオページのブラッシュアップ変遷などを見ることができます。
- そもそもポートフォリオとは?>
井上様「ポートフォリオとは、仕事を得るためにデザインされた作品集のこと。創作、表現が目的のアートブックやZINE、イラスト集とは異なります。なので、自己満足の作品集にならないように気を付けます。企業様に提出するポートフォリオも、紙で印刷して郵送する場合もあれば、PDFやURLで送る場合も。両方準備しておくと良いと思います。紙の場合は、エディトリアルデザインも必要になります」
- 就活で、ポートフォリオはいつ使う?>
一般的な就活の流れは、インターン(一部実施しない企業も)⇒エントリー⇒書類選考⇒ 面接⇒内定となっています。
井上様「デザイナーの場合、インターンに参加するためにポートフォリオが必要なケースもあります。面接での持ち物に含まれていなくても、ポートフォリオは持っていくと良いですよ」
また、企業様は、□作品のクオリティ □作者はどんな人か を見ていると解説します。
- ポートフォリオがチェックされると、「あしあと」が残る!>
ViViViTでは、企業様がポートフォリオや作品を閲覧すると「あしあと」が残ります。この機能によって、どんなチームから興味が持たれているかがわかります!
井上様「作品を投稿したら、1週間前後を目安に『あしあと』をチェックしてください。『あしあと』をたどると、どんなデザインチームから興味を持っていただけているかがわかります。また、登録企業様も、ポートフォリオを公開しています。自社の制作実績、求人情報、動画なども公開しているので、企業研究にも活用できます」
- マッチングサイトとしての機能 企業と求職者がつながれる!!>
井上様「企業と求職者は、相互に『話したい』ボタンでアプローチ可能です!タブ「ポジション」⇒「話したい」ボタンで、気になる企業様へのアプローチができます。企業様が押す場合は、『会社に興味を持ってくれるんじゃないかな』という意図でアプローチしてくださる場合が多いです。ViViViTは、まずは作品置き場として始めていただいてOKです!自宅にいながら、全国のデザインチームに向けて、作品を発信することができます。ハウツーですが、右上の『作品追加』ボタンを押すだけ。直感的に編集することができます」
後半は、ViViViTを使い採用を行っていらっしゃる3 社様にお越しいただきました。
株式会社アトラス様、株式会社界グラフィックス様、株式会社バンク・オブ・イノベーション様(アイウエオ順、以下敬称略)です。
ここからは、ViViViT・井上様がファシリテーターを務め進行していきます。
- 実際にViViViTを採用活動で利用する企業様の目線は?>
界グラフィックス「京都からまいりました。『星のドラゴンクエスト』など、ゲーム内で使用される2Dや3Dのグラフィックを専門に手掛けている会社です。キャラクターや背景など作らせていただいています」
バンク・オブ・イノベーション「去年リリースした『メメントモリ』を旗印に採用活動をしています。社名も覚えてくださったら嬉しいです」
アトラス「 『真・女神転生』、『ペルソナ』シリーズなど、RPGを中心とした家庭用ゲームソフトを制作している会社です」
――― 3社様は、ViViViTをどのように使われていますか?
界グラフィックス「弊社はものすごくお世話になっております。『新着』の端から端まで拝見しています。2022年に採用したスタッフも、ポートフォリオ公開3秒後には、『界グラフィックス』のあしあとがついていたと言っていました。『話したい』ボタンは、人事担当者が押していて、興味がある人、話したい人や、面接にお越しいただきたい人に押しています」
バンク・オブ・イノベーション「ウチも大変お世話になっていて、内定者の約8割はViViViTさん経由です。それくらい、良いサービスだと思います。ある機能は全部使っていますね。ゲーム業界の志望者さんを一度は見ています。『話したい』ボタンを押すときは、面接にお越しいただきたい場合が多く、作品選考を通過している場合が多いです」
アトラス「私たちとしては、話したいボタンを押していただいたら、返すようにしております。作品の良しあしは関係なく、個別のメッセージで選考情報をお伝えすることもあります。こちらから『話したい』ボタンを押すことは少ないです」
- 企業様が、検索する方法は3通り>
――― 検索方法は①作品から探す/②求職者から探す/③検索窓からキーワードで探すの3通りがありますが、どの方法を使われますか?
バンク・オブ・イノベーション「どれが多いとかは正直あまりないですね。ある機能はすべて使っています」
界グラフィックス「私は、新着や卒業年度から探します」
アトラス「フィルターでしぼりこみます。また、最終アクセス日は一カ月以内、希望勤務地東京、志望業界がゲームかを見ます。検索する場合は、Mayaなどツール名を使います」
- 何をつくったのか?ひと目で伝えるには工夫を!>
続いては、具体的な“見せ方”についてもうかがいます。
界グラフィックス「サムネイルは非常に重要です!」
バンク・オブ・イノベーション「同感です。サムネイルなど、リクルーターが目にするところは全力を出したほうがいいです。すべてとは言いませんが、ここで勝負が決まるくらいの覚悟で、取り組むといいです!弊社の場合、採用担当者が1年に観るポートフォリオの数は、5000弱となっています。そのため1つのポートフォリオを確認する時間は、15秒とか20秒ほどです。その中で目を引いた作品について、じっくり確認をさせていただいております。確認数が多いため一つひとつの作品を確認させていただくことが難しいのが現状です。そのため、確認する人の目に留まるよう、自信のあるもの、クオリティの高いものを置き、興味を持ってもらうことを担保してください!」
アトラス「色の使い方などは気にしていただくと良いと思います。特に、トップは作りこんでいたほうが良いのではないかなと思います」
- ポートフォリオの作品構成について。デッサンは必須?二次創作はNG?>
バンク・オブ・イノベーション「作品の説明では、制作時間、制作時期、使用したツール、この3つは書いたほうがいいです。気のきいた学生さんですと、時系列で並べる人もいますね。我々は、制作時間から『手の早さ』を読み取りますし、1年生、2年生それぞれの作品があれば、伸びたところや成長力も見られます」
界グラフィックス「制作時間、使用ツール、あとは学校の授業の課題なのかどうかは気にして拝見しています。『3年次進級制作』などと書いていただけると助かります。オリジナル作品か、1から考えていることを重視します、グループワークでは具体的に担当したところを明確にしてください。自主制作が多いとやりたいことが明確なので良いですね」
アトラス「皆さんがおっしゃるように、制作時間とテーマと狙いは聞きますね。その人の描きたい狙いやテーマは、しっかり書いてもらえるといいと思います。デッサンは、絶対必要とは言われていませんが、デッサン力が高いと、基礎的なスキルが分かります。二次創作に関しては、皆様のクリエイティブにおける嗜好性が見たいので、オリジナル作品中心でのご提出をオススメします」
バンク・オブ・イノベーション「ウチは、デッサン必須です。ポートフォリオで重要視するのは基礎画力です。他の制作時間を減らすほどではないですが、あるならあるだけ入れたほうがいいです。二次創作も受け付けます。より多くの作品を見たいです」
界グラフィックス「デッサンは必須です。3Dの開発が多いので、基礎画力を見ています。二次創作は入っていてもいいですが、あまり参考にはしていません。というのも、コンセプトデザインやキャラクターデザインなどを提案することが多いので、そのアイデア出しや提案でご活躍いただけるかをみたいです。オリジナルを入れていただけると嬉しいです」と、三者三様の結果になりました。
<8. どんな進路を考えているのか。ひとめで伝えることが大切!>
――― 採用に有利な条件や、覚えておくべきツールはありますか?
界グラフィックス「Maya、Blender、ZBrushをおさえておいていただけると良いのではないかな。Photoshopは使います。ツールそのものというよりも、基礎画力のほうが重要かなと思います」
バンク・オブ・イノベーション「基礎画力があれば、ツールについては入社してから覚えていただければいいと考えています。ツールそのものというよりも、ツールを使ってどのようなアウトプットをしてくださっているかが大切です」
アトラス「もしも、気になるのであれば中途採用の募集要項も見ていただくと、その会社が求めているスキルや使用ツールが明確になると思います」とアドバイス。
井上様も、「デザイナー人生が続く限り、ViViViTは使っていただけます。新卒採用だけでなくキャリア採用でも活用できますので、ぜひ上手に付き合っていってください」とエールを送り、イベントを締めくくりました。
セミナー終了後は、実際に内定を獲得したポートフォリオが限定公開されました!
参加したメンバーにも、インタビュー!
キャラクターデザイナー1年次 後藤さんは「企業様ごとに重視するポイントや、見たい作品が異なると知りました。受ける企業様ごとに最適化したポートフォリオを用意しようと思いました!」
キャラクターデザイナー1年次 山越さん「内定者さんのポートフォリオを見ていますが、雑誌のようなエディトリアルデザインです。また作品数も豊富で単純に見ていて楽しい。このレベルが求められているとわかりました」
ゲームアカデミーでは、こうした就職・キャリア支援イベントが豊富。
スタッフによるカウンセリングも随時実施しています。
イベントで、たくさんの実践的ヒントを持ち帰って、これからの就活に役立ててください!
【ViViViT】https://www.vivivit.com
【株式会社アトラス】https://www.atlus.co.jp
【株式会社界グラフィックス】https://www.kai-g.co.jp
【株式会社バンク・オブ・イノベーション】https://boi.jp